版画展SELECTION

大橋朋美・フジタユウコ・本村佳奈子

2019.3.4(mon) - 3.9(sat) ギャラリーなつか
共催:一般社団法人 日本版画協会

本展では「第86回」版画展に出品の準会員、および一般公募入選者より画廊選出の3名をご紹介いたします。

会場風景

会場風景

大橋朋美 OHASHI Tomomi

作品のテーマは視覚的に見ることができる「記憶」です。
人は「記憶」の積み重ねで形成されていると考えています。
それは目に見えるものではありませんが、「生」と深い関わりのあるものだと私
は思っています。そんな人にとって大切な「記憶」を視覚的に表現し、他者と共
有することで新たな視覚的に見ることのできる「記憶」を作り出し表現すること
をテーマにしています。

開催記録

会場風景

「かげかげゴー3」
木版コラグラフ

フジタユウコ FUJITA Yuko

私は夜、山の中を歩いていました。ヘッドランプの光に照らされた土、石、草がとても恐ろしく不安です。
真夜中、ひとり。暗闇からじっとこちらを見ているナニモノカが私の様子をうかがっていることに気が付きました。
彼らは、肉眼では見えないけれど確かに存在するのです。
そこで私は目に見えない透明なナニモノカを、どうぶつたちの身体を借りて版画に刷ることにしました。
どうぞよろしくご高覧お願いいたします。

開催記録

会場風景

(左から)「痕跡2017-Ⅱ」「痕跡2018.12.16」「痕跡2018.8.21」

本村佳奈子 MOTOMURA Kanako

「記憶や時間の痕跡」をテーマに、自身が撮影した写真映像をもとにイメージを構築し、
水性木版とシルクスクリーン(油性)による併用版画を制作しています。
自身のrootsや過去・現在いる場所を題材にすることで自身の存在を再確認しています。

開催記録