胡羽恬展

HU Yutian

2022.11.28(mon) - 12.3(sat) ギャラリーなつか

「花の遊吟Ⅱ」
陶、釉薬、下絵の具、手捻り
45×128×42cm
2021

「花の遊吟Ⅰ」
陶、釉薬、下絵の具、手捻り
49×37×47cm
2021

≪花の遊吟・江南韻≫

遊吟とは、散策しながら詩歌を作り、吟じることです。
江南の風景は、小橋、流水、古民家、柳です。この地区は水墨画のような世界で、古くは宋朝から実在しました。

江南に関わる空間は、特定の地理的空間というよりも、歴史的、地理的な特異性を持つ特定のシンボル、記憶、想像力が相互作用に形成される文化的空間です。

「遊吟」の詩意表現によって醸成された造型観、色彩観をそこに結びつけます。手捻りの手法で陶造形を形成し、釉薬や絵具、焼成方式を複合的に組み合わせながら常に流動し捉えどころのない自然現象を再現し、造形と調和させることによって、人間と自然の「対話」のあり方を追求します。