石丸康生展

ISHIMARU Kosei

2019.11.11(mon) - 11.16(sat) ギャラリーなつか

「大津島から」
ミクストメディア
F30
2019

「大津島から」
ミクストメディア 
F30
2019

「大津島からー汽水域」に添えて

いま、見えているのは“十字”。この垂直と水平、妙に落ち着く。古代より慣れ親しんだ永遠のカタチである。作家は、ここに来るまでに幾千の想念を越えて来たのだろうか。
故郷・大津島。こだわり始めたのは、20年前。自分探しの旅だった。そこにこの島がもつ戦争の記憶も加わり、おのずと生と死にも向き合うようになった。いつしか現れてきたのが“十字”。慈しみに満ちた文様だった。  
そして、今回の展覧会には、副題がつく。淡水と海水が混じり合うところ。作家が、そこに造形による新たな精神世界を築こうとしているのがわかる。大いなる希望が湧いてくるではないか。限りない創意、今日も大津島から生まれている。
                                           

周南市美術博物館館長 有田順一