金沢健一

KANAZAWA Kenichi

「層ー格子」
アルマイト加工されたアルミニウム
H90×W60×D8cm
2022

金沢健一 KANAZAWA Kenichi

1956 東京都生まれ
1979 東京藝術大学美術学部工芸科鍛金専攻卒業
1981 東京藝術大学大学院美術研究科修了
現在  多摩美術大学非常勤講師、東北芸術工科大学非常勤講師 、
    日本大学芸術学部非常勤講師

工業製品としての金属、鉄、ステンレス、アルミニウムを素材に、幾何学的な形態による構成的な作品、またそれと並行して、不定形に熔断した鉄板から音を発見する《音のかけら》、振動の物理現象であるクラドニ図形を利用した《振動態》など視覚、聴覚、触覚を結びつける作品を制作する。多くの美術館で展覧会、パフォーマンス、ワークショップを展開している。近年では音楽家とのコラボレーションが多い。

金沢健一展 2024

主な個展

※▲は会期中にワークショップを行った展覧会、◎はパフォーマンスを行った展覧会。

1982 ギャラリー山口/東京(’84,’85)
1985 ギャラリーWIZ/東京
 1986 ギャラリーなつか/東京 (’88,’90,’92,’93,’95,’97,’99,’00,’01,’02,’05,’08,’13
1991  川崎西武アートサロン/神奈川
ギャラリー天竺/東京(’93)
1992 AD&A gallery/大阪
1995 「音のかけら-音と友達になろう」北九州市皿倉小学校/福岡
1997 藍画廊/東京(’98,’99,’00,’02,’04)
「鉄-音そして風景 金沢健一展」TEPCO銀座館 プラスマイナスギャラリー/東京
「音のかけら展」こどもの城/東京▲
「音のかけら in Aichi」愛知県児童総合センター/愛知
1998 「音のかけら展」KSPギャラリー/神奈川
「金沢健一-三層の流れ」MACA GALLERY/東京
1999 「金沢健一 音のかけら展」ギャラリー人/東京(’01)
「金沢健一 音のかけら展」アトリエUNO/東京
2000 「金沢健一 音のかけら展」SKYDOORアートプレイス青山/東京
「ラボラトリィ2 共鳴する空間 金沢健一 音のかけら」新潟市新津美術館/新潟▲
2001 「金沢健一 音のかけら展」渋谷LOFT/東京
「金沢健一 音のかけら展」感覚ミュージアム ウォーターガーデン/宮城
2002 「北澤憲昭連続企画 Vol.8 工芸的なるものをめぐって 金沢健一」Gallery Maki/東京
「はがねの変相-金沢健一の仕事」川崎市岡本太郎美術館/神奈川
2003 「音のかたち-金沢健一展」安曇野ちひろ美術館/長野
「金沢健一 振動態展」KSPギャラリー/神奈川
2004 「金沢健一展 鉄の形と色と音」板室観光ホテル大黒屋/栃木
「金沢健一『音のかけら』-目と耳と手を結ぶ」川越市立美術館/埼玉
2005 「慶応義塾大学日吉キャンパス来往舎現代藝術展2『金沢健一響きの庭-目で聴く音、耳で見る形-』」/神奈川
「五感の都市へ 仙台芸術遊泳『共鳴する美術館<音のかけら>金沢健一展』」宮城県美術館/宮城
2006  「金沢健一『音のかけら』とワークショップ展」川越市立美術館市民ギャラリー/埼玉(’07,’08,’09,’10)
2007 「金沢健一『音のかけら』とパフォーマンス」上野の森美術館ギャラリー/東京
「鉄と熱の風景 金沢健一展」Gallery Bar Kajima/東京
2010 「金沢健一 鉄のエロス」CAS/大阪
2011 「金沢健一展 見えないもののかたち」PARADA/東京
「『川越の美術家たち』金沢健一展-出発点としての鉄1982-2011」川越市立美術館/埼玉▲
2012 「音のかけらと音楽のかたち」川越市立美術館アートホール/埼玉
2013 「金沢健一展 自由になるための規則と偶然」ギャラリー揺/京都
「『”層-8枚の板による”120のヴァリエーション』の音楽」川越市立美術館/埼玉◎
「金沢健一展 ”層-8枚の板による”120のヴァリエーション」CAS/大阪◎
2014 「Vibratile Shape 2014 振動という現象」 川越市立美術館アートホール/埼玉
2015 「金沢健一展 記憶の層としての構造 あるいは建築のような」 いりや画廊/東京
「金沢健一Vibratile Shape 2015 振動という現象」CAS/大阪
「音のかけらと音楽のかたち2015 Scores」川越市立美術館アートホール/埼玉
2017 「Scores 彫刻 音楽 建築」東京アートミュージアム
2018 「Scores」ギャラリーなつか&Cross View Arts/東京
「共振域―Still Life」川越市立美術館アートホール/埼玉
2019 ギャラリーなつか&Cross View Arts /東京
2020 「金沢健一 振動という出来事」川越市立美術館/埼玉
2021 「金沢健一 鉄板上の音散歩」川越市立美術館/埼玉 
2023 「金沢健一 アルミニウム・ワークス2001−2023」川越市立美術館/埼玉
「金沢健一 延長上のマリオネット」さいたま国際芸術祭2023 市民プロジェクト
創発inさいたま /さいたま市文化センター 展示室

主なグループ展

※▲は会期中にワークショップを行った展覧会、◎はパフォーマンスを行った展覧会

1979 「東京芸術大学卒業制作展」東京都美術館/東京
1980 「3人展」東京芸術大学大学大学会館/東京
「第3回ジャパンエンバ美術展」<国立国際美術館賞>エンバ中国近代美術館/兵庫(’82,’83)
「六歌撰」 東京芸術大学大学会館/東京
1982 「第5回日本金属造型作家展」銀座和光ホール/東京(’83’84,’86’89)
「第14回日本国際美術展」<東京都美術館賞>東京都美術館/東京、京都市美術館/京都(’84)
1983 「第16回現代日本美術展」東京都美術館/東京、京都市美術館/京都
「今日の美術―日本とイギリス東京都美術館収蔵作品展」東京都美術館/東京
1985 「2人展」※大橋篤司と ギャラリーなつか/東京
「カード・サイズワークス」 ギャラリー山口/東京 (以後’96まで毎年出品)
「東京アートセレブレーション・ビデオのロシアアバンギァルド―浮上する都市の為に」
日本科学技術振興財団/東京
1986 「第3回大宮野外彫刻展」大宮市民の森/埼玉(’’87)
1987 「サウンドガーデン」 ストライプハウス美術館/東京(’88,’90,’92,’94)
「彫刻と光展」 ギャラリー山口/東京
「日比谷シティ’87ビルの谷間の彫刻展」日比谷シティ/東京
「音のオブジェ展」 こどもの城/東京
「東京ウォーターフロント フェスティバル」 ギャラリー上田ウェアハウス/東京
1989 「現代作家立体小品展?壁・II?」ワコール銀座アートスペース/東京、ギャラリーマロニエ/京都(’90,’91,’92,’93,’97)
「SMALL SIZE COLLECTION」ギャラリーなつか/東京(’90,’91,’92,’94,’96,’97,’98)
「音のある美術」 栃木県立美術館/栃木
「第9回ハラアニュアル」 原美術館/東京
「ウォールアートのためのメタルワーク展」▲株式会社アーテックス企画 ルナミ画廊/東京
「2人展」※大橋篤司と ギャラリー山口/東京
「抽象彫刻の旗手たち」 福島県立美術館/福島
1990 「INSIDE EYE The 1st-1990」 東京銀座アートセンター/東京、京都アートセンター/京都
「彫刻家たちによる小品&ドローイング展」 ギャラリーキャプション/岐阜
1991 「ねりまの美術’91ー彫刻の現在」 練馬区立美術館/東京
「The Fourth International Shoebox Sculpture Exhibition」 The University of Hawaii Art Gallery
「ポケットの中の彫刻展」 日本橋高島屋インテリア・ギャラリー/東京
「彫刻―壁面から」 ギャラリー山口/東京
1992 「国際コンテンポラリーアートフェア’92」パシフィコ横浜/神奈川(’93)
「ARCADIAグループ展」ギャラリーいそがや/東京(’93)
「TNAE’92」 the PENNINK residence/東京
「語り出す鉄たち―今日の金属彫刻から」 東京都美術館/東京
「X’mas in KOBE」 SEIBU 神戸/兵庫
「抽象彫刻の旗手たち」 福島県立美術館/福島
1993 「素材の予感-男のネック-」 マスダスタジオ/東京
「GALLERY COLLECTION」ギャラリーなつか/東京
「STEEL ART 1993―鉄・創・力」新日本製鐵株式会社イベントエリア/東京(’94)
「拡大する鍛金―三井安蘇夫とその後継者たち」 栃木県立美術館/栃木
「欲望の視界」 ギャラリー山口/東京
「ARCADIA グループ展」ギャラリーいそがや/東京
1994 「PLOT MARKE T」スペースカレイド/東京
「KARADAがARTになるとき【物質になった器官と身体】」 板橋区立美術館/東京
1995 「第18回日本金属造型作家展」ドイツ文化センター/東京(’97)、高岡市美術館/富山
「International Computer Music Conterence ’95」 サウンド・インスタレーション&パフォーマンス
作曲家 岩崎真と共作 The Banff Centre/カナダ
「阪神大震災義援展覧会」日本基督教団銀座教会東京福音会センター/東京
1996 「IZUMINOMORI ART PROJECT 展」 AD&A gallery/大阪
1997 「古川知泉・金沢健一―紡ぐ人・構成する人」 板橋区立美術館/東京
「万人のための美術展」 こどもの城アトリウムギャラリー/東京
「川越ストリートミュージアム」 アトレ マルヒロ スペース7/埼玉
「板橋の現況展」 板橋区立美術館/東京
1998 「岡本太郎と岡本太郎現代芸術大賞展」<準大賞> ワタリウム美術館/東京
「岡本太郎の言葉展Vol. 1」ストライプハウス美術館
「ダンスするパーカッション」 六本木スタジオ一番館/東京
「美術館ワンダーランド」 豊科近代美術館/長野
「サントリー美術館大賞展’98-挑むかたち」サントリー美術館/東京
1999 「TEN」 藍画廊/東京
「鈴木雅明オルガンリサイタル―音のかけらとオルガンの響き」 東京オペラシティコンサートホール/東京
「脱・現代美術教養論」 板橋区立美術館/東京
2000 「知覚するかたち」福井県立美術館/福井
「子どものための美術展2000 アートで学ぼう・アートを遊ぼう」広島市現代美術館/広島
「A★MUSE★LAND 2001 アート・体感・ミュージアム」北海道立近代美術館/北海道
2001 「第4回雨引の里と彫刻」真壁郡大和村/茨城 (’03,’06,’08)
「光の記憶-VIEW/SOUND-」三菱地所アルティアム/福岡、京都芸術センター/京都、Gallery KURANUKI/大坂、
ヨコハマポートサイドギャラリー/神奈川
「life/art ’01」資生堂ギャラリー/東京 (’02,’03,’04,’05)
「私にできること-みる、きく、ふれるの探検」府中市美術館/東京
2002 「東日本―彫刻39の造形美」東京ステーションギャラリー/東京
「カフェ・イン・水戸」水戸芸術館/茨城
「第27回釧路市民文化展アート音楽館」釧路市立美術館/北海道
2003 「銭湯プロジェクト」日光温泉/大阪
「睡蓮2003 ガーデン 山荘の時間」アサヒビール大山崎山荘美術館/京都
「夏のワークショップ+展覧会 金沢健一「鉄・かたち・音」みること きくことふれること」宇都宮美術館/栃木▲
「雨引の里へ」 ギャラリーせいほう/東京
「第5回雨引の里と彫刻」真壁郡大和村/茨城
「金属の可能性を探るー現代作家による作品」高岡市美術館/富山
「第20回記念 現代日本彫刻展」<毎日新聞社賞、市民賞> 宇部市野外彫刻美術館/山口▲
2004 「鉄と墨の響き 金沢健一/北山満智子」 HermanMiller Gallery/東京
なずなの花/東京(’05)
「音楽とあそぼう展」KSPギャラリー/神奈川
2005 「第23回日本金属造型作家展」神奈川県立県民ホールギャラリー/神奈川
春のアーティスト・イン・レジデンス「手と目と耳の先へ」国際芸術センター青森/青森▲
「世界の呼吸法 アートの呼吸 呼吸のアート」川村記念美術館/千葉、佐倉市立美術館/千葉▲
「もうひとつの楽園」金沢21世紀美術館/石川▲
2007 「ウチナル音-身体音からの造形-」ボーダレス・アートギャラリーNO-MA/滋賀▲
「金属の表現 金沢健一/畠山耕治」 エキジビション・スペース/東京
「New Works 2007 小品展」川越画廊/埼玉
「たんけん! 子ども工芸館」東京国立近代美術館工芸館
「鉄と熱の風景」Gallery Bar Kajima/東京
「五感アートラボ」卸町イベント倉庫/宮城▲
「千住Art Path 2007」東京芸術大学千住校地
2008 「現代作家立体小品展」ワコール銀座アートスペース/東京 ギャラリーマロニエ/京都
「私がみている向うがわ からだで感じる美術展」横浜市民ギャラリーあざみ野/神奈川▲
「新世代への視点2008 -画廊からの発言- 関連企画 小品展」ギャラリーなつかb.p/東京
「時・景・記憶」ギャラリーなつかb.p/東京
「音に恋した美術館」安曇野市豊科近代美術館/長野▲、唐津市近代図書館/佐賀、釧路市立美術館
「開館20周年記念コレクション+ひびき合う音・色・形」高松市美術館/香川▲
2009 「3月の庭 ビルネに仲間が集まった」Birne/埼玉
「ギャラリー・ゲーム」北海道立旭川美術館
「子どものアトリエvol.21 音のオブジェをつくる― ひとつの中のふたつ、ふたつの間のひとつ」◎
ワークショップ香川・高松市美術館/香川
ワークショップ「霧にとける音と身体I 」宮城県美術館/宮城▲
2010 「二・五次元― 絵画考―」ギャラリーマロニエ/京都
「第2回恵比寿映像祭 “ 歌をさがして”」恵比寿写真美術館/東京
金沢健一〈音のかけら〉ワークショップ「見る音・聴く音・触れる音」横須賀美術/神奈川◎
「ふくやまアート・ウォーク 2010」広島県立歴史博物館
「YEAR-END EXHIBITION OF MINI・SCULPTURES」ギャラリーせいほう/東京
「雨引の里へ 雨引の里と彫刻2011小品展」ギャラリーせいほう/東京
2011 「雨引の里と彫刻2011 冬のさなかに」/茨城・桜川市
「二・五次元― 絵画考―」京都・ギャラリーマロニエ/京都
「耳をすまして― 美術と音楽の交差点」茨城県近代美術館/茨城▲
「耳を澄まして― 音のふ・し・ぎ展」ふなばしアンデルセン公園子ども美術館/千葉▲
「タッチ・ザ・アート~縄文と彫刻の表現にふれる」青森県立美術館/青森▲
「五感でアートPartⅡ」長野県信濃美術館/長野▲
2012 「新生2012 VOL.2」ギャラリーなつか/東京
「私の恥ずかしい作品展」CAS/大阪
「音のかけらと音楽のかたち」川越市立美術館アートホール/埼玉
「cover展」CAS/大阪
「自由になれるとき―現代美術はこんなにおもしろい!」岡山県立美術館/岡山
2013 「Pilot plant/Japanese identity」CAS/大阪
「自画自讃-新たな物語づくりのために-」TOKYO ART MUSEUM/、プラザギャラリー/東京◎
「雨引の里と彫刻2013」/茨城▲
「YEAR-END EXHIBITION 0F MINI・SCULPTURE」ギャラリーせいほう/東京
2014 「メタルズ! 変容する金属の美」高岡市美術館/富山、碧南市藤井逹吉現代美術館/愛知、新潟市新津美術館/新潟
2016 「美術と音楽」群馬県立近代美術館/群馬
2018 「仮構の空間/仮像の空間」柳瀬荘/埼玉
2019 「岡本太郎美術館20周年記念展 後期 芸術と社会 現代の作家たち」川崎市岡本太郎美術館/神奈川
2020 「加藤みや子ダンススペース2020 帰点」俳優座劇場/東京
2021 「景丘の家 SPECIAL MONTH 」景丘の家/東京
「サウンド&アート展 見る音楽、聴く形」アーツ千代田3331/東京
2022 「加藤みや子ダンススペース2022 帰点 改訂再演」彩の国さいたま芸術劇場小ホール/埼玉

受賞歴

1979 東京藝術大学安宅賞
1981 東京藝術大学安宅賞
「第3回ジャパンエンバ賞美術展」国立国際美術館賞
1982 「第14回日本国際美術展」東京都美術館賞
1998 「第1回岡本太郎現代芸術大賞」準大賞
2003 「第20回記念 現代日本彫刻展」毎日新聞社賞、市民賞

コンサート、パフォーマンス、舞台美術、ワークショップなどの活動

2013 「金沢健一+山口晋似郎+浦裕幸 LIVE」Ftarri/東京
「ワークショップ 音=振動のかたちをつくろう」つくばエキスポセンター/茨城
「子どもの発想を生かす図画工作、美術科 ワークショップ 音=振動のかたちをつくろう」船橋市総合教育センター/千葉

コレクション

国立国際美術館、東京都現代美術館、板橋区立美術館、愛知県児童総合センター、静岡県立美術館、資生堂アートハウス、北海道立近代美術館、川越市立美術館、宇部市野外彫刻美術館、高松市美術館