植物区

菅原智子・宮下怜・吉田収

2018.7.2(mon) - 7.7(sat) ギャラリーなつか

「無花果」
大理石、ズマルトガラス 
15×21.2cm
2018

「無花果」(部分)

菅原智子 SUGAHARA Tomoko

植物の形は実に美しい。
生まれようとする形、育とうとする形、そして朽ちてゆく形。
その滑らかに走る線を追いながら、石の小片を一つ一つ置いてゆく行為はなんとも地味で、焦ったく、魅惑的だ。

「ロザリー」
陶、合成漆
H28×W14×D14cm
2018

展示風景

宮下怜 MIYASHITA Satoshi

陶の力を借りて、植物の持つ怪しい魅力を形にしたいと思います。

展示風景

展示風景

吉田収 YOSHIDA Osamu

森に住むと、光や風、動植物や土の匂いを強く感じる。森は自然が強さを発揮する。五感を総動員して生活しないと、森に喰われてしまう。住むというより、住まわせて頂いているという感じである。その中での創作行為は人のささやかな抵抗である。人がいる証を残そうと必死に足掻く、しかし森の自然は静かにそれを呑み込んでいく。しかも、確実に。