そこからの景色

芦川瑞季・釘町一恵

2019.6.3(mon) - 6.15(sat) ギャラリーなつか 日曜休廊

「脱出2」
リトグラフ
60×86cm
2018

「特異点について4」
リトグラフ
40×47.5cm
2019

芦川瑞季 ASHIKAWA Mizuki

virtualrealityの翻訳は仮想現実ではなく事実上の現実であった。
どちらかというと、この本来の意味のほうに近いものを追っていると思う。
ボンヤリと外を歩いていると、空間から自立している風景を見ることがある。
空虚で鮮烈としたどうしようもない体験。しかしそこから出発することに必要性を感じている。

「かはたれ1」
oil on canvas
72.7×50cm 
2019

「刹那417」
oil on board
20.5 ×19.5cm
2019

釘町一恵 KUGIMACHI Kazue

    彼(か)は過ぎし日の、そしてこの先の在りし姿。

 日々の中、何の前触れもなく準備もなく、命が消えまた顕われる場に

 往き合う。透けるような花弁、首のように落ちて。

 覚悟もなく彷徨う森で、惑わされ呑み込まれずに済んだのは、

 一振りの光を見たから。

 

 彼(か)は誰(た)れ。ただこの身にもあるを知るのみ。未だ名も知らず。