たまびやき

多摩美術大学/工芸学科/陶/選抜作品
学部4年生:井上菜々子・大沢日向・榛
大学院生:沈 思思・鄒 英博・陳 怡恬・百崎優花・安田昂史

2020.9.28(mon) - 10.10(sat) ギャラリーなつか 日曜休廊

「宝もの箱」
半磁土
H90×W150×D200mm
2018

井上菜々子 INOUE Nanako

「宝もの箱」は、大人になると隠れてしまう{ツヤツヤ光るどんぐりや、ちびた鉛筆、塩味の貝殻など}自分だけの宝ものをもう一度見つけるための作品です。

ゴムのアヒルや色とりどりのボタンがそのヒントになってくれます。

私の作品にはたくさんの装飾が隠れていたり、所狭しとならんでいたりします。

騒がしい彼らの中に、ぎゅうぎゅうの本棚に新しい本を詰めるように関わってもらいたいと思っています。

1998 京都府生まれ
2017 多摩美術大学工芸学科入学
現在 多摩美術大学工芸学科陶プログラム在籍

「塔辿」
大島粘土、顔料、釉薬、ステンレスパイプ、ひもづくり
H:2980×W148×D150mm
2018

「no title」
コピー用紙用紙.色鉛筆
2020

大沢日向 OSAWA Hinata

どこかに置いてきてしまった大切なもの。
知らず識らずに蓄積を重ね、やがて大きな存在となり私の中に存在している。
自身を形成する「芯」、心景象風を主題に制作しています。

1999 東京都生まれ
2017 多摩美術大学入学
現在  多摩美術大学工芸学科陶プログラム在籍

「trace」

H530×W360×D210mm
2018

「永遠に似た」
紙 インク
H355×W260mm
2020 

榛 SHIN

陶素材で作られた’形’と、
形作られず、目で見て何もない’虚(うろ)’。

この’形’と’虚’が複雑に組合わさった作品を制作します。

全体の丸い形に隙間(虚)が多数あり、虚から先の形が見えます。虚があることでその先の形を想像して楽しめ、形が前後に展開し続いていくことで形が永遠に続いていくようです。

空や海の地平線のように、見えずともその先も続いていることが分かるような、終わりのない鑑賞を目指します。

1996 大阪府生まれ
2020 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻 在籍

2017 「多摩美術大学工芸学科優秀作品選抜展」多摩美術大学/東京
2018 「多摩美術大学工芸学科優秀作品選抜展」多摩美術大学/東京
    「多摩美術大学 芸術祭 each」多摩美術大学/東京
    「第115回有田国際陶磁展」佐賀県立九州陶磁文化館/佐賀
2019 「がらくたアニマルズ」アートラボはしもと/神奈川
    「交叉する→展」多摩美術大学/東京
    「第69回埼玉県美術展覧会」埼玉県立近代美術館/埼玉
    「五美術大学交流展 NEW AGE」銀座洋協ホール/東京
    「第69回県展作品展」朝霞市博物館/埼玉
2020 「五美術大学交流展 小作品展」3月 ギャルリー・ラー/東京
    「五美術大学交流展 小作品展」8月 ギャルリー・ラー/東京

「うずまき」

H620xW240xD170mm
2019

「かたち」

H340xW500xD270mm
H600xW230xD210mm
2019

沈 思思(シン・シシ) SHEN Sisi

私はもともと大量生産に使われていた「型作り」という技法を、ハンドクラフトに応用しています。自然物の石から写し取った質感を粘土の形に再構成します。この自然な質感と人工的な形を通して、ものごとの矛盾性と統一感を表現したいです。

1994 中国江蘇省蘇州生まれ
2017 景徳鎮陶磁大学陶磁芸術設計学科卒業、同年来日
2019 多摩美術大学工芸学科陶研究生
2020 多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻陶研究領域博士前期課程一年

「地下物質」

H330XW380XD490mm
H300XW550XD250mm
2019

「長石-1」「長石-2」
陶、長石
H450×W900×D130mm
2019

鄒英博(スウ・エイハク) ZOU Yingbo

陶芸における焼成とは、自然界において長い時間で行われるはずの現象を加速させ、短時間で再現する行為ではないかと考える。作品の形においては人に創造されたある種の規則を示したい。自然現象によって作られたテクスチャと人為的な形態を両立させ、「時間変化」というコンセプトを表す。

1996 中国北京市生まれ
2018 清華大学美術学院セラミックアート&デザイン学科卒業、同年来日
2019 多摩美術大学工芸学科陶研究生
2020 多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻陶研究領域博士前期課程入学

Creep

H745×W460×D437mm
2019

「ASSY
 陶
H179×W231×D223mm他1点
2019

陳 怡恬(チン・イテン) CHEN Yitian

同じルールから始め、そのうえ、たまにルールから逸脱し、直感に頼んで制作をしていました。流れ、変化、裏から外へ、これらは私が制作プロセスを貫くキーワードで、自分の感覚をこれらの言葉で表すことを皮切りとして、続いては、できる限り言葉をオブジェに転じます。

1995 中国浙江省杭州生まれ
2018 中国美術学院工芸学科陶磁芸術卒業、同年来日
2019 多摩美術大学工芸学科陶研究生
2020 多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻陶研究領域博士前期課程一年在籍

「夢」
陶、木パネル
1600×1600×39mm
2019

「蓮華」
陶、木パネル
1442×1442×49mm
2019

百崎優花 MOMOSAKI Yuka

高度な技術で物を作れるようになった今、私たち人の手で物を作る意味を考えてきました。

デジタル的で無機質な大量生産と円の成形、アナログ的で有機質な制作行為、これらの組み合わせで出てくる表現こそが物を作る理由なのではないかと思いました。

1997 兵庫県生まれ
2016 多摩美術大学工芸学科入学
2020 多摩美術大学工芸学科卒業
2020 多摩美術大学美術研究科工芸専攻陶研究領域入学

「花器」

W200xH120xD180mm
W200xH130xD170mm
2018

「応え」

W450xH400xD300
W400xH350xD300
W450xH450xD250
W450xH450xD270
2019

安田昂史 YASUDA Takashi

自然と人間の営みの関係性に関心があります。世界は「コントロールされた自然」に溢れています。あたりを見回しても、そうでないものを探すほうが今の時代大変かもしれません。僕は人工物と自然物の間(あわい)に物事の原理の多くがあると考えています。

1997 愛媛県生まれ
2016 済美高等学校美術科卒業
    多摩美術大学美術学部工芸学科入学
2020 多摩美術大学美術学部工芸学科陶プログラム卒業
    多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻陶研究領域 博士前期課程1年在籍