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越智也実・上浦佑太・中島由絵・長島勇太・牧野朝輝

2017.7.10(mon) - 7.22(sat) ギャラリーなつか
※日曜・祝日休廊

「身体にある水分は記憶を伴うのか。」
シルクスクリーン
39.8×444.5cm 
2014

「或いは、吐き出す行為。」
シルクスクリーン
武蔵野美術大学「助手展2017」展示風景
2017
撮影:いしかわみちこ

越智也実 OCHI Narimi

私にとって版画とは日記のように記憶の痕跡を表現するものです。 自分の体重で紙にイメージを刷り落とすという行為は、匂いや触覚を回想し、保持し、紙に閉じ込めるような感覚です。この作業を「記録すること」だと思っています。

「1705-1」
アクリルガッシュ、キャンバス
2017

「1702-2」
アクリル
2017

上浦佑太 KAMIURA Yuta

円周を辿る途中に隣りの円と接する点で必ず乗り換えるようにルールを決め、これに基づいて得られる曲線だけで画面を分割した。半径が異なる円弧をつなぎ合わせるのは今回が初めてだったが、カーブに緩急が生まれることで分割面の表情が複雑化する点がとても興味深い。今後しばらく追求してみたい。

「喜ばしい夢 #4」
リトグラフ
375×380mm
2016

「Terra incognita #36」
リトグラフ
375×380mm
2016

中島由絵 NAKAJIMA Yoshie

“terra incognita”
見知らぬ場所を旅する。

そこで出会った、よそよそしく、そして無表情な、
見憶えある風景とかたち達。

一つ一つに名前をつけていく。

「象(それはとても疲れているように見える)」
インクジェットプリント
254×305mm
2017

「2015年ギャラリーなつか会場風景」

長島勇太 NAGASHIMA Yuta

何か大きなものが損なわれ、うまく機能しなくなった時代に私たちはいるのかもしれない。
私たちを静かに見守ってきた大きなものは、いつしか自壊し、今ではバラバラになってしまったように感じられる。
大きなものは私たちを見放し立ち去ってしまったのだろうか、あるいは姿を変えてまだ息をしているのだろうか。

「空気とゆらぎ16-2」
エッチング、ルーレット
160×145cm
2016

「空気とゆらぎ16-1」
エッチング、ルーレット
240×180cm
2016

牧野朝輝 MAKINO Tomoteru

私は主に白と黒を使って作品を制作する。色彩を最小限にし、描いた行為や画面で見えてくるものを純粋に見つめたいからである。描かれた空間が、ゆらぐ、抜ける、浮遊するよう見えてきた時、画面が私たちのいる空間とをつなぐ役割を果たすようにならないかと考えている。