たまびやき
多摩美術大学大学院/工芸専攻 陶/選抜
石井あや子・王海倫・山﨑真梨恵
2019.9.30(mon) - 10.5(sat) ギャラリーなつか
石井あや子 ISHII Ayako
陶の素材性に誘発させられるかたち・行為をテーマに制作しています。
陶に繰り返し触れることで現れたかたちをレイヤーの様に重ね、まだ見ぬかたちを生み出したいと考えています。
開催記録
王海倫(オウ・カイリン) WANG Hailun
陶土で膨らんでいる形を表現した作品です。
風船や枕、ビニール袋など、中に何かを詰めて、当たり前に形を変えて膨らんでいくことに魅力を感じました。従って、この魅力を土で表現したいです。
例えば風船を膨大させる力が空気なら、土で表現する膨らみは手の力によるものではないでしょうか。空洞の形をまず作って、そして手で中から外に押すと表面に自然なひびが現れます。これは土が膨大しているということの象徴です。
陶土ならではの特性を利用して、様々な表現方法を探しています。
開催記録
山﨑 真梨恵 YAMAZAKI Marie
私は道端の植物に目をとめてしまうことや、高いところから東京の街を眺めたくなることがある。それは、一見同じようであるが少しずつ違う一つ一つの単位があるルールに則って集合している様子に魅力を感じているからだと考える。そのように感じたことをきっかけに、陶のパーツをつなげて作品を制作した。