Cross View Arts Selection
畔蒜克則・中村真理・吉永晴彦
2020.9.11(fri) - 9.25(fri) GALLERY NATSUKA 日曜・祝日休廊
11:00-18:30(土曜日・最終日17:00)
畔蒜克則 ABIRU Katsunori
夏には、命の力が溢れています。
たくさんの命が発する感情は、湿度の高い大気ににじみ、解け出しているようです。
そんな夏を感じると、あらゆるものが甲虫の形となって頭に浮かんできます。
それを日本画で描いています。
中村真理 NAKAMURA Mari
日々の生活の中でただ過ぎていった時間の方が多い。記憶にも残らない時間はいままで何時間あったのか、でも確かにそこに存在して、その場所でその時間を誰かと共有している。そんな意識のない時間をテーマにしています。
吉永晴彦 YOSHINAGA Haruhiko
気配を採取し重ねていく作業は記憶や感覚を辿ったり、馴染ませたり、
時にそれらを遠ざけたりする日々の営みに似ている。
見たものの形や自分が立っていた景色の鮮明さが薄れても、
その瞬間を振り返ると僅かに残る気配が記号的要素となって五感を刺激し、
再び、あるいは新たに別の形となってイメージを生み出していく。