骨×肉展

宋芸・張思藝

2025.3.24(mon) - 3.29(sat) ギャラリーなつか

「飛」
上信楽粘土、シャモット、練り込み顔料、白マット釉
580×550×470mm
2024

「moltingⅡ」
上信楽粘土、シャモット、練り込み顔料
480×380×250mm
2023

宋芸 SONG Yi

やきものは焼成前後におけるその性質が全然違う素材である。火を通し焼成した陶磁は安定した性質を持っており、「永遠」と「死」のイメージに繋がる性質が畏敬の念をもたらしてくれた。陶を象徴的な意味で骨と結びつけ、またシャモットを練り込んだ土の強化された支持力から、「石の骨」のイメージを得て、具象化した。

「夢幻の輪廻——息」
漆、麻布、乾漆粉
39×37×24cm
2022

「気血I」
漆、麻布、砥粉、色漆
100×75×35cm
2023

張思藝 ZHANG Siyi

「内臓感覚」を、如何に漆芸表現で喚起させていくかを研究の主な内容としています。彫漆技法、蒟醤技法の研究を通じて、単なる「飾る」という状態をはるかに超えた「血が通う」「気が流れる」という生々しい感覚の表現の可能性を探究します。