版画展SELECTION

第91回版画展ギャラリー賞受賞作家展

原田理央・吉浜岳史

2025.3.10(mon) - 3.15(sat) ギャラリーなつか
共催:一般社団法人 日本版画協会

「涼しさ残る闇夜の閃光」
リトグラフ、油性インク、いづみ紙
93×70cm
2024

「澄んだ流れに包まれて」 
リトグラフ、油性インク、いづみ紙
16×23cm
2024

原田理央 HARADA Rio

日々の世界の変化、景色の移り変わり、目の前にある揺らぎ。
そのような美しくも儚い情景に意識を向けていたい。
制作の中で切り取られた風景は、素材と手を介して変容と固定を繰り返しながら再び姿を現し、
絵としてそこにとどまり続ける。コメント

「限りないことが始まる」
エッチング・アクアチント
600×900mm
2024

「出口をさがす」
エッチング、アクアチント
500×900mm
2023

吉浜岳史 YOSHIHAMA Takefumi

日常出合う風景画像を切り貼りし、既視感に似た景色を制作してきました。
近年は、4年前に賑わっている飲食街が全て閉まり、シャッターの溝のみの無機的な空間に出合って以来、私の切り貼りの景色は、その時の衝撃と心情の形が加わりさらに非現実の空間へと展開しています。この度の展示ではそんな近作を一堂に発表したいと考えています。