次第に輪郭は現れ
フジタユウコ・山口健児
2021.2.15(mon) - 2.27(sat) ギャラリーなつか 日曜・祝日休廊
フジタユウコ FUJITA Yuko
人間社会で生きる私は、自然と一体化したい思いを持っている。一方で、自然の中での生きる術を持っていないことももわかっている。自然を求める自分と、人間社会の中でしか生きられない私は二重写しのような存在であり切り離すことができない。また、その境界も曖昧だ。
この企画展示では、図々しくて逞しい植物と、それぞれが与えられた環境の中でしか生きられない動物たちを「森」として描く。これは、私の二重写しになっている自然だ。
開催記録
山口健児 YAMAGUCHI Kenji
現実は見えない壁で閉ざされている。 天岩戸のように、閉ざされていてもこの岩の向こうには光があり、それは消えることのない光で炎だ、そう信じたい。 そんな思いで闇に光に目を向けて消えないかけらの片鱗を今日も探す。そんなかけらが画面を見る人にも紛れもなく現れる日まで。