たきのたかき展
TAKINO Takaki
2017.4.3(mon) - 4.8(sat) ギャラリーなつか
展示情報
≪肌と黄昏≫
たきのたかき
音と香りが大気の中をめぐりし夕まぐれ
大いなる陽沈み、さやけき月上がる
Twilight zone
誰ぞ彼、よくみえず
かくいふ彼は誰
汝とともにかつてはありて
今は失われしBetter Half
魂が解き放たるは
鬼門のとびら開かんとき
そこから放たれし邪なもの
逢魔が時
大凶時
いままさに世界大きく変わらんとすを
肌で感ず
ひとつの時代終わんか
その前代未聞さ
そのanarchy
よるべなき寂しさ
人だんだん人でなかりしかばや
否
人は人であるがゆえ滅びの道を転ぐるなり
人滅ぶとせば人ゆえなり
Dinosaurの滅びたるに同じ
人において確かなものはなんぞ
肌
肌だけが信ずるあたわざる
われ今生きてここにあり
これだけは動かせぬ確かなことなり
われ今生きて世界と接しており
そのrealityを抱きしめん
この世界に徒手空拳で独り立つ
寂しさに繋がん手を求む
わが手の先は
われと同じく悲しみを感じ
独りで立っておりし者
汝が生きて今ここにあらんこと
われをどれだけ勇気づけむか
汝はかつて失われし半身か
肌の妖精が呼ぶ
論と理のみで他を捨つる者こそ狂人なり
空想する肌の人は狂人にはならじ
糸紡ぎ車チャルカーはまわる