たきのたかき展
TAKINO Takaki
2024.11.11(mon) - 11.16(sat) ギャラリーなつか
≪感覚の庭≫
フランス語の形容詞は一般に名詞のうしろにあって、わたしたちの抱くイメージのさらなる具体化に寄与するものである。形容詞がふたつ、もしくは複数になるとき、そのあり方は次の七種に分類できる。
①「AにしてB」というように複層的に併記する。
②「AだがB」というように対立的なものを併記する。
③「Aが起きたのでB」というように、時間的に連続した因果関係をならべる。
④ 時間的なものと空間的なものをならべてより具体的に説明する。
⑤ 質的なものと量的なものをならべてより具体的に説明する。
⑥ 「A・B・C・D」というように、価値的なものを多面的かつ等価的に並列する。
⑦ わたしたちの感覚器にあわせて、 触り心地・温度・味・かおり・ 音・色・かたちと、できるだけ多角的に形容し具体化する。
本展は絵画もそのように並べられないかという試みである。