たまびやき 学部選抜

第17回 多摩美術大学/工芸学科/陶/選抜作品
浅賀ひなた・宇都正太朗・矢板いろは・吉本早希・澤希実・白井結

2025.9.15(mon) - 9.20(sat) ギャラリーなつか

「あの頃は」
陶、金具、木材
H355×W380×D40mm
H340×W320×D40mm
H330×W380×D40mm

2025

「巡層-upheaval-」

H280×W500×D200mm 2024
2024

浅賀ひなた ASAGA Hinata

景色がきっかけとなって過去を思い出すことがある。
その瞬間は、 目の前の景色を見ながら記憶の中の景色を同時に見ているような、 今に過去が混ざっていくかのようだ。
景色は重なり、 にじみ、 ぼやけていく。

2002 神奈川県生まれ
2025 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻4年在籍

展覧会
2024 「『たまびやき』第16回多摩美術大学工芸学科/陶/選抜」ギャラリーなつか/東京

開催記録

「黒塊」

H2250×W1780×D1590mm
2025

「彷徨う」

H2340×W500×D450mm
2023

宇都正太朗 UTSU Shotaro

私の思考が手や身体を介して土に形を与える。土もまた視覚や触覚を介し私の思考を変える。生き物と無機物が対話する中で、土からは生き物の気配が漂い始める。それは私にとって違和感でありながらも魅力であった。真逆の性質を持つもの同士が組み合わさることで生まれる異質な空気感を表現した。

2004 大阪府生まれ
2025 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻4年在籍

開催記録

「ほうぼうの声をきく」

H70×W106×D10mm(40枚)
H170×W240×D15mm(16枚)

2025

「あびきょーかん」
陶、針金
約2000×2000×2000mm
2024

矢板いろは YAITA Iroha

たくさんある。
かたちになる前にふやけて、宙に浮かんだままの景色たち。 それがどんなモンなのか、みてみたいから、手にとれるようにしておきました。

2002 埼玉県生まれ
2025 多摩美術大学美術学部工芸学科 陶専攻4年 在籍

開催記録

「ふぃ~」

H950×W700×D1000mm
2025

「見つめる竹刀立て」
陶、針金
H1100×W450×D310mm
2023

吉本早希 YOSHIMOTO Saki

人の社会を生きるのにもう呆れた、人でなくなるしかない。
この作品は、自身の社会的役割、ひいては人間社会からの解放をテーマとしています。
理不尽な抑圧や複雑な人間関係を忘れ、ワニの怪人となり気楽に世界を見下ろしています。

2003 北海道生まれ
2025 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻4年在籍

開催記録

「のぼって のぼって」
陶土
H925×W970×D650mm
2025

「弛緩偽体」
陶土、磁土
H65×W105×D80mm、H65×W190×D60mm、H60×W190×D70mm2000×2000×2000mm
2024

澤希実 SAWA Nozomi

こどもを楽しい本の世界へ迎え入れるアルコールスタンドです。図書館の「こどもの本コーナー」入り口に設置することを想定し、制作しました。 
昔話「ジャックと豆の木」を題材に、脈々としたツルを登り、巨人が住むお城へお宝を見つけに行くという夢と冒険の世界観をアルコールスタンドとして造形しています。
 

2003 宮城県出身
2025 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻3年在籍

開催記録

「おふろ美術館」
陶、石粉粘土
H235×W240×D220mm
2025

「ミックスナッツ入れ」
陶、石粉粘土
H200×W190×D150mm
2024

白井結 SHIRAI Yu

横浜市にある、いなり湯という銭湯に置くためのアルコールスタンド。
いなり湯の特徴である、モザイク画の表現で銭湯をミニチュア化した。
建物に調和したアルコールスタンドを入口に設置することで、お風呂に入る期待感を高めることができる。

2004 千葉県生まれ
2025 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻3年在籍

開催記録