玉井佐知展
TAMAI Sachi
2019.10.21(mon) - 10.26(sat) ギャラリーなつか
≪人物相関図≫
人と人の繋がりの起点はどこにあるのだろう。
私の内側に確かに存在する人たちに問いかけた。
物語を紡ぐように、自身のルーツをたどる。
人間を「じんかん」と読むと、人単体ではなく人間同士の繋がりや人の世を指す。
二重の意味を含む人間(にんげん/じんかん)は私の創造のテーマである。
匂いや時間、私の記憶や想い…、色だけではなく、私は全てを布に吸収させたい。
染めることは、その瞬間に息づく「生」の痕跡・コラージュを布に閉じ込める行為である。
繊維に吸い付く「人間」が浮かび上がる。
日本の伝統技法である型染めを用い、独自の染色表現を追求している。